近年自生する「ケシ」についての話題が増えています
この記事では『違法ケシ』として話題になっているアツミゲシについて取り上げました
この記事を読むと
- アツミゲシとは
- アツミゲシの見分け方
- アツミゲシを発見した時の対応
がわかります
ぜひご覧ください
アツミゲシとは
アツミゲシ(渥美罌粟、学名: Papaver setigerum)
ケシ科ケシ属の一年生植物(越年草)で、北アフリカや南ヨーロッパなどの地中海沿岸原産
アツミゲシという和名は1964年に愛知県渥美半島で帰化し、大繁殖が発見されたため付けらました
花びらは4枚で、薄紫や赤色の花をつけます
開花期の草丈は50cm~100cm
日本では麻薬の原料となるモルヒネを含有してるため
あへん法で栽培等が禁止されている『違法ケシ』
繁殖しやすく種がとても小さいので、風に飛ばされたり、人や動物の足裏について運ばれやすいです
近年生息域がさらに拡大し、問題となっています
アツミゲシの見分け方
葉が茎を抱き込むようにして(茎をまわりこんで)生えている
葉が不規則にギザギザしている
つぼみは下に垂れている
大麻・ケシの見分け方→ 厚生労働省HP
アツミゲシを見つけたらどうすれば良いの?
アツミゲシは紫のきれいな花を咲かせるため、つい栽培したくなりますが
法律で栽培禁止の花のため、持ち帰って植えたりしてはいけません
アツミゲシは違法な『ケシ』ですので、見つけたら市や保健所、警察署に通報することが一般的な対応です
自治体ごとに対応が違いますので、市や県のHP等で確認したり、保健所や警察に相談しましょう
アツミゲシが大量に発生している地域では住民の力を借りながら撲滅に取り組んでいるところもあるようです
まとめ
この記事のまとめ
- アツミゲシは違法ケシ
- 葉の生え方に特徴がある
- 見つけた時は通報を
いかがでしたか?
身近に違法な植物があるのはとても意外ですよね
しかも、きれいな花の場合は特に驚きです
同じケシ科の植物で道端に咲く、オレンジの花についての記事もありますのでぜひご覧ください
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きれいな花には毒がある?
みなさんもお気をつけください