道端に咲いているオレンジの色の花、みなさんも見かけたことありませんか?
何となくポピーに似ているこの花
『ナガミヒナゲシ』という外来植物です
1961年に初めて東京都世田谷区で確認され
2000年代にかけて全国に広がっていきました
実はこのかわいい花、アルカロイドという有毒の成分を含んでいて
肌に触れるとかぶれる可能性があります
今回はテレビのニュースでも取り上げられたナガミヒナゲシについてまとめました
気になるポピーとの違いは?
駆除の方法は?
この記事ではナガミヒナゲシの特徴やポピーとの違い、駆除方法を紹介しています
『ナガミヒナゲシ』とは
ケシ科の一年草または越年生植物
開花時期は4ー5月
紅色、もしくはオレンジ色の花をつける
花弁は基本的に4枚(多少の変動あり)
高さは15㎝くらいから最大で60㎝
茎には硬い剛毛が生え、葉は細かく切れ込む
花言葉は平静、慰め、癒し
『ポピー』とは
ケシ科の一年草または多年草
開花時期は3ー5月
赤、ピンク、黄色、オレンジ、黄色、白の花をつける
花弁は基本的に4枚で、カップのようなかたちの花をつける(種類によって違う)
高さは30㎝(日本の切り花で有名なアイスランドポピーの場合)
茎は細めでよく曲がる
花言葉は慰め、妄想、夢想家
『ナガミヒナゲシ』『ポピー』の違い
ナガミヒナゲシとポピーの目で見てわかる一番の違いは花の色の違いです
ナガミヒナゲシはオレンジ
ポピーは赤やピンク、白などナガミヒナゲシよりも多くの色の花を付けます
『ナガミヒナゲシ』の問題点
繁殖力が強く、根や葉、茎から周辺の植物を阻害する物質を出し(アレロパシー作用)
生態系に影響を及すと懸念されています
茎や葉にも有毒成分が含まれ、直接触れるとかぶれる可能性があります
雑草のようにどこにでも生えてくるため
特に農耕地で大量に生えると農作物にも混じったりする可能性があり
今後、無視できない問題となり得ます
ナガミヒナゲシの毒性・駆除の仕方
ナガミヒナゲシの毒性
ナガミヒナゲシは『アルカロイド』という毒性があります
茎や葉を折ると、乳白色・黄色の汁が出てきます
ここにアルカロイドが含まれます
アルカロイドは触れるとかぶれをおこす可能性があるので
直接触らないように気をつけましょう
特に皮膚の弱い方は注意です
ナガミヒナゲシの駆除の仕方
ビニール手袋などで直接肌に触れないように引き抜きます
抜いた後も種が残るので、放置せずに自治体の処理方法に従いましょう(私の自治体は燃えるゴミで処理)
くれぐれも素手では駆除しないようにしてください
まとめ
家の庭にも咲いていました
ここ数年でよく目にするようになったナガミヒナゲシ
かわいいオレンジの花ですが、かぶれる可能性があるので直接触るのは避けましょう
小さなこどものすぐ近く、手に触れる位置に咲いていることが多くあるので注意が必要です
道路脇によく咲いていますが、車(タイヤ)や人の靴底に種が付着して繁殖エリアを広げていることが推測されます
オレンジのきれいな花のため、引き抜いたりせずにそのままになっていることも多く
こういったことも繁殖を手助けしている要因になっているのかもしれません
繁殖力が高いナガミヒナゲシ
見つけたら直接触れないように注意しながら駆除していきましょう